伝染性単核症について
今回は伝染性単核症について。
知らない方も多いと思います、私自身発症するまで知りませんでした。
この病気は別名「キス病」とも呼ばれており、だれかとキスをしたり他の人が飲んだコップを口移ししたりしたときに移る病気です。
こう聞くととても怖い病気ですが、多くの人は子供のうちに感染しており比較的軽症で治ってしまうようです。
たまたま子供の頃にこの病気に罹らず、成人してから発症すると大きな病気を引き起こすことがあるようで。
※病気について見やすい解説サイトはこちら
https://doctorsfile.jp/medication/16/
※詳細な解説サイトはこちら
http://www.tajimaclinic.yokohama/category2/entry63.html
いやー、まさかこんな病気があるとは。。。
私はこの病気で2ヶ月以上会社を休職することになったのですが、復帰したときになんて言われるだろうか笑
ただこの病気、意外と診断までに時間がかかったりすることが多いようです。
これは爆笑問題の田中さんがキス病にかかった時の記事ですが、体調不良を感じてから
2週間ほどは通常の生活を続けていたそうです。
https://blog.goo.ne.jp/dxo186556_001/e/40f1d2d548aee395f89a49c1c3a651a3
普段元気に過ごされている方でも、ただの風邪とは少し違うなーという症状が出た時はすぐに病院に行くことをオススメします!
発症〜入院までの4日間 ②
① の続きです。
★発症3日目 2020/6/21
この日は1日家にいました。熱は基本39〜40度。最高値は41.2度くらい行きました笑笑
クリニックで処方された熱下げの薬(カロナール)を飲んでも、2〜3時間しか熱は下がらずすぐに40度近くまで熱が上がると言うことを繰り返していました。
熱が40度まで戻る際には悪寒と頭痛が必ず発生していたので、むしろ飲まない方が楽という状態に。笑
この時はコロナを疑っていたので、翌日に備えてコロナ対応のコールセンターを調べたり万一のための入院準備などをしていました。
★発症4日目 2020/6/22
朝起きて熱を測りましたがやはり40度。
すぐにコロナ対応の帰国者・接触者センターに電話すると「コロナ対応の病院を受診して良い」とOKが出ました。
この日は日曜日だったので、対応できる3つの病院を紹介してもらえました。
その後、1個の病院に電話すると「うちではコロナ対応できないから」と言うことで救急車を呼ぶことに。
人生2回目の救急車ですが、やはり呼ぶ時は緊張しますね。笑
家の前に救急車が到着し、1個目に搬送された病院で「コロナではなさそう、ここでは見れないのでもっと専門のところに行きます」とのことで別の病院に搬送されました。
2個目の病院で、HIVなどの症状が疑われるほど状態が良くなかったらしく、初めて「伝染性単核症」ということがわかりました。
そして、私の場合は併発して「血球貪食症候群」という病気も発症していました。
以上、私の場合ですが伝染性単核症の症状と確定診断を受けるまでの流れを簡単にお話ししました。
どうもこの病気は診断までに時間がかかりやすいらしく、私の場合はコロナが流行っていたことなどが幸いし早めに気づけたようです。
もしこれが平時の状態で、クリニックでもらった薬だけを医師に言われるがまま飲み続けていて、大したことないだろうと過ごしていたらどうなっていたことか…。
①の記事にも書いた「薬局で話を聞いていたら倒れそうになった」という経験が、私の中ではとても大きなきっかけとなりました。
これまで自分が経験したことのないような強い不調を感じた時は、大きな病気があるかもしれないと疑った方がよいと思います。
疑って何もなければそれでラッキーですし、何かあったときに遅いというのは悔やんでも悔やみきれませんからね。
発症〜入院までの4日間 ①
★発症1日目 2020/6/19
朝起きると、身体全身や頭がとても熱くすぐに風邪を引いたことがわかりました。
その時は「また風邪ひいたかー、高熱じゃないといいなー」なんて思ってましたが、測って見ると38.5℃。結構な高熱です。
症状は軽い頭痛と熱によるだるさのみだったので、当時はあまり気にしていませんでした。
仕事はテレワークで行っていたため、ちょうど仕事が忙しく迷惑をかけてはいけないと思い、その日は普通に仕事をしました。
★発症2日目 2020/6/20
昨日に引き続き発熱、頭痛の症状が発生。熱も39.0近くと高熱が出ていたので、仕事を諦めて近くのクリニックに行くことにしました。
この時はすでに高熱でヘロヘロになっており、歩くだけでもやっとという思いで病院にたどり着きました。
医師からは「熱と頭痛・喉の痛みだけでは判断がつかない、早急にコロナかどうか検査できるわけではない」と言われて、解熱剤と頭痛薬のみもらって帰宅ということになりました。
しかし、ここで大きな出来事が。。。
診察を終えて薬局で薬剤師さんから薬の説明を受けていたんですが、突然心臓の鼓動が早くなって強烈なめまいが襲いかかり、立っていられなくなったのです。
遠のいていく薬剤師さんの声、自分の意識。
なんとかカウンターに手をかけて、薬剤師さん申し訳ない…と思いながら話を遮って椅子に座り込みました。
あの時の感覚は本当にヤバかったです。
これはただの風邪じゃない、もっと大きな病気だという確信を自分の中に持った瞬間でした。
その後は1時間ほど病院のベッドで寝かせてもらった後、タクシーで帰りました。
帰り道はとても不安だったのを覚えています。
私は一人暮らしだったので、家で急に倒れてしまったらどうしようもないな・・・と。
長くなってしまったので、次に続きます。
自己紹介
初めまして。
神奈川県在住の26歳男性、 くりーど と言います。
このブログは伝染性単核症と血球貪食症候群を発症した私の闘病記録になります。
ある日突然朝起きた時に高熱が出てから、4日後には即入院→治療開始ということが起き、
当時は何がなんだかわからない状況でした。笑
伝染性単核症の治療の経過や、血球貪食症候群を併発した患者さんのブログなどがあまり見当たらなかったので、もし今後同じような状況になった方がいた時に少しでも参考になればと思い、このブログを書きました。
病気に関すること、治療に関すること、ご自身の未来に関わる体のこと、日常生活への影響、入院生活のアドバイスなどを書いていきたいと思います。
拙い文章で申し訳ありませんが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
くりーど